新NISA(少額投資非課税制度)は、多くのメリットを提供する一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを理解することは、投資を成功させるために重要です。
新NISAの基本情報とともに、それぞれの問題点について詳しく解説します
NISAの概要と種類
2024年から導入された新NISAでは、つみたて枠と成長枠が設けられ、非課税の恩恵を受けられます。特に成長枠では、株式やETFなど幅広い商品が対象となります。
投資商品選定の難しさ
新NISAはつみたて枠と成長枠にわかれており、特につみたて枠では金融庁の厳しい選定がおこなわれています。それでも投資商品が多く、何に投資して良いかわからないという方はデメリットに感じてしまうかもしれません
新NISAには多くの投資商品があり、選択肢が多すぎて困惑することがあります。
運用商品の選定が難しいと感じる方にはインデックス連動投信がオススメです
18歳未満は口座開設ができない
新NISAでは、口座開設ができるのは18歳以上の人だけになります。18歳未満の方は新NISAの口座開設はできません。
ジュニアNISAは2023年末で廃止になりました。現在のところジュニアNISAの代わりはありませんが、今後新たに登場することが考えられます。
旧NISAからのロールオーバーはできない
旧一般NISAからの新NISAへのロールオーバーはできません
別の制度ということで旧NISAから新NISAへの移行はできません。ただし、旧NISAと新NISAを同時に運用可能です
元本割れリスクがある
NISAは利益は非課税ですが、運用による損失がでるリスクは存在します
そのため、資金管理やリスク管理が重要となります
売却時の非課税枠
新NISAは売却時の復活は翌年からになります。利益が出ていれば非課税枠が再利用できます。
枠の復活は売却した次の年になるので、同一年で枠の回転を利用することは出来ないので注意が必要です
手続きが煩雑
複雑な手続き: NISA口座を開設するには複数の手続きが必要であり、これが一部の利用者にとってはデメリットとなる可能性があります
余裕を持って開設など手続きを行いましょう
損益通算ができない
NISAでは損益通算ができません。損失の繰り越し控除もできません。損失が出た場合に、損失を軽減する制度がないので注意が必要です
まとめ
新NISAは魅力的な制度ですが、いくつかのデメリットも存在します。投資の選択肢が多く、手続きが煩雑である点や損益通算ができない点などを理解し、上手に活用しましょう。
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