Harvです。アメリカのインフレが凄いことになっていて金利を上げる話がでていて、その織り込み具合が議論されています。
今回は、アメリカの長期金利と日本株とくにマザーズ指数との関連を過去のデータから見てみます。
アメリカの長期金利 10年国債 チャート
過去1980-2000年代は10年国債の利回りが5-10%なんですね。この利回りなら株より国債を買う人が多いのも納得です。
アメリカ政策金利と長期金利の関係
政策金利は現在歴史的低水準ということになります。また、10年国債も同様です。
マザーズ指数とアメリカ政策金利、長期金利の関係
このグラフを見て下さい。マザーズ指数は、政策金利が上昇すると大きく下落する傾向があります。これから、その政策金利が大きく上昇、FOMC毎に0.25-0.5pt上げるっていう話です。長期金利の上昇は成長とのバランスで決まりそうです。過去のマザーズ指数はデータとしてありませんが、グロースへの逆風と考えられます。あとはどうなるのかは想像にお任せします。個別では短期のリバも狙えますが、指数全体としては、今後も大きく落ち込むんではないでしょうか?成長と織り込み具合、銘柄の選別などが進むと思われます。
日銀の金利オペが先日、報道されていますが、日本市場はプレーヤーの関係で外国市場の影響をもろに受けます。そうなるとマザーズは今後も厳しい展開が予想されます。戻り売りでのマザーズ先物売りもトレードの選択肢になりそうです。
今後の展開に目が離せません。
NASDAQ100もかなり苦しい成長になる可能性も
NASDAQ100、QQQのチャートを加えたものです。ITバブル後の崩壊はすさまじいものがありますが、その後は少々の金利でも成長によって上昇していきます。歴史的低水準金利からの引き締めがどのように影響するか、今後の展開に注意したいです。