為替介入がささやかれるようになりました。それだけ、円安が急激に進行しています。買い物などでも意識するレベルになっていますね。
ドル円は連日1-2円は余裕で動いており、FXで上手く乗れている人は儲けていることでしょうが、その逆もまた然り。
レートチェックとは
当局(政府・日銀)が為替介入を前提としたレートの提示を金融機関に求めるもので提示されたレートに対して、為替介入を行うか行わないか決まります。
レートチェックの影響
今回は、レートチェックのみということで、為替介入はおこなれませんでした。
為替介入も辞さない姿勢であることがマーケットに伝わり、思惑が入りました。
けん制として機能し、円高に振れました。
CPI後145円手前まで円安に振れましたが、一連のレートチェックの報道が伝わると143円を割りました。
レートチェックの狙い
円安のけん制ですが、今回は実際に為替介入が行われていないので口先介入です。実際の為替介入とはまだまだ距離があるわけです。
為替介入もやらないですむのなら、そちらの方がよいので抜かずの宝刀として機能する可能性が高そうです。
円高誘導の介入は?
145円を前にして政府・日銀の対応が変化してきたので、145円が1つのラインになっているようです。150円は阻止したいということなのでしょう。
実際問題、為替介入を行ったとして円高方向にもっていくことは難しいのでは?とみられています。
というのも、現在のアメリカの金利上昇に対して、日本は金融緩和中。この金利差が一因と考えられています。
ニュースで報道があるようにアメリカのインフレがおさまる目処は全くたっておりません。
円高→ドル安となるわけで、アメリカが為替介入を容認するとはちょっと考えにくいというわけです。
為替介入は他国と協調介入すると強力な効果をうみます。為替5円、10円動いてしまいます。他国の協力が得られない場合は日本単独介入となり、
円安を止めることは難しいとみられています。つまり、アメリカのインフレがおさまるか、日本が金融緩和をやめるかしないと難しい可能性が高いという話です。
円高になると、外国投資家が日本株を買いにくくなると言われており資金が抜けて株安になる傾向が強いと言われています。
なので、円高にふれると株安を誘導しかねないため、神経質な動きが今後も続くと思います。
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