信用二階建てのリスクについて【信用取引】

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ダブルスコープで話題になった信用二階建てですが、これは銘柄関係ありません。

グロース投資で信用二階建てしてても吹き飛びますし、景気敏感株、仕手株、個別株と例を挙げればきりがありません。

ハイレバ取引の代名詞となっております。余程の資金力がない限り、とりあえずやめとけというのが結論になります。

目次

信用二階建てとは

信用二階建てとは

信用取引の保証金として現金ではなく、保有している現物株を担保に、同じ銘柄を買うことを言います。

信用取引の買いではだいたい3倍の資金で株を購入できます。

担保については現物株の担保(代用有価証券)は時価の8掛けで評価されます。

例えば、

株価3000円のA株300株を担保にした場合は、

3000円×300株×80%=72万円の 担保価値になります。 

信用取引だと240万までポジションを持つことができるので(72/0.3)

A株を800株(3000円×800株)購入できます。

全力信用二階建てでは、現物300株、信用取引で800株の計1100株投資。資金は90万円で330万円分の現物株相当に投資できます。

株価が100円上がると、100株だと+1万ですが、全力信用2階建てなら+11万、1000円で+110万円と増え方が10倍になっていますね。

というわけで上がり調子の強い株では全力信用二階建てを行う人が増えます。少額資金でも 数百~千万増えることは珍しくないからです。

値下がりの場合のリスク

リターンが狙える信用二階建てですが、値下がりすると大きなリスクが顕在化します。

特に保証金の維持率が問題になります。保証金の維持率が20%を下回ると(証券会社毎に異なります)追証となり、保証金不足となってしまいます。保証金不足で強制決裁となると損失が確定してしまいます。さらに下落すると、信用取引の損失が膨らみ、損失が確定する可能性があるため、慎重に投資する必要があります。

先ほどの例だとA株が2000円まで値下がりした場合。

担保価値が48万。信用取引の含み損は80万。差し引き-32万

信用取引の建玉の保証金維持率20%=32万

保証金維持率をするために追加入金や損切りが必要になるので、途端に資金繰りが苦しくなります。

さらに下落して1000円に下がった場合

信用取引の損は -160万、現物は30万(-60万)となり、元々あった90万の資金が全て無くなってしまいます。

例えば、上記の例でしたが

3000→1000円程度の下落は無いわけでは無いですよね。さらに、人気銘柄で大きく乖離して上昇している株で二階建て失敗すると

資金がピンチになることは知っておいた方が良いと思います。

ストップ安、強制決済となると大損が確定しますし追証にかかることもあります。信用二階建ては回避しておくことが無難です。

全力投資は資金繰りが苦しくなることもあるため、投資金額は自分の資産やリスク許容度に合わせて行うようにしましょう。

まとめ

信用二階建ては、現物株を担保に同じ銘柄を買うことで多額の投資が可能です。しかし、値下がり相場になるとリスクが高く、大きな損失を被る可能性があるため、慎重に投資する必要があります。投資金額はリスク許容度に合わせて行いましょう。

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この記事を書いた人

こんにちは、Dr. Harv です。専門医としてのキャリアを積む一方で、資産運用、副業、ポイ活にも取り組んでいます。
このブログ「dr-harv.com」では、日々の日常、投資の知見、趣味など幅広いトピックを扱っています。より良い未来につながることをコンセプトにしています。読者の皆様にとって何か役立つ情報を提供できれば幸甚です。

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