InkscapeはAdobe Illustratorの無料互換といってもいいベクター画像を作成・編集できるソフトウェアです。
多くのファイル形式のインポート、エクスポートに対応しています。
ですが、初期状態ではEPSファイルを開くことができません。
EPSファイルを開くにはGhostscriptをインストールする必要があります
この記事では、InkscapeとGhostscriptを使ってEPSファイルを無料で開く方法を解説します。
目次
InkscapeとGhostscriptをインストール
まずInkscapeとGhostscriptをインストールします。
Ghostscriptのパスを通す
InkscapeからGhostscriptを利用できるように設定します
- [コントロールパネル]→[システム]→[システムの詳細設定]で表示される環境変数ボタンで設定します。
- [新規]ボタンをクリックし、変数名「GS_PATH」(名称は重複しなければ何でも良い)、変数値はGhostscriptのライブラリがある階層を指定します。インストール先はデフォルトだと以下になります。GhostscriptのVerで10.00.0の数字が変わるので注意して下さい。
C:\Program Files\gs\gs10.00.0\bin;C:\Program Files\gs\
gs10.00.0
\lib - 新規をクリックして「%GS_PATH%」と入力します。
パソコンを再起動すると、今設定した項目が反映されてInkscapeを起動するとEPS形式のファイルを読み込めるようになります。
まとめ
Inkscapeは、無料で使えるベクター画像作成・編集ソフトウェアですが、EPSファイルを開くにはGhostscriptのインストールと設定が必要です。この記事では、InkscapeとGhostscriptのインストール方法と、Ghostscriptのパスを通す設定方法を解説しました。これにより、Inkscapeを使ってEPSファイルを開くことができるようになります。
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