時々聞く株の増担(ましたん)とは何でしょうか?今回は増担とその影響について調べました。
目次
増担保規制(ましたんぽきせい)とは
増担保規制は株の信用取引の規制のひとつです。信用取引の保証金が多く必要となる規制が増担保規制です。
新規の信用取引の利用を抑えるために、保証金の引き上げを行い相場の過熱感を抑えます。
増担保規制解除条件
増担保規制の解除基準 : 株価乖離(25DMA乖離率)と信残(信用残高比率)のクリア日数の両方が5以上となることが増担保規制が解除されるために必要な条件となります。条件を満たすとほとんどのケースで解除されますが、例外的に東証の判断で解除されない事もあります。
増担保規制となっている銘柄、規制解除となっている銘柄はましたん速報でチェックすることができます。
増担保規制の株価への影響はどうなる?
信用取引に必要な資金が増えるので、新規の買いが入りにくくなります。そのため、株価が下がることは多いです。
増担保規制が解除された銘柄は新規の買いが入りやすくなるため株価が上昇することも珍しくありません。
信用取引口座で保有している建玉に増担保規制がかかった場合どうなる?
A 適用されません。規制後に建てた建玉に適用されます。なので、急に証拠金が増えることは無いですね。
まとめ
増担保規制は、株式市場の過熱を抑えるための重要な規制であり、その影響は投資家にとって無視できないものです。特に信用取引を利用している投資家は、この規制に注意を払う必要があります。
項目 | 内容 |
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増担保規制の目的 | 市場の過熱を抑制する |
必要保証金 | 通常より多く必要 |
解除条件 | 株価乖離率と信用残高比率の基準クリア |
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