以前、新NISA成長枠でNASDAQ100に投資する方法と注意点、NASDAQ100とその構成銘柄について説明しました。今回は、NASDAQ100に投資するための投資信託を比較してみたいと思います。
投資信託とは何か?
まずは、初心者の方々のために、投資信託について簡単に説明しましょう。投資信託とは、投資のプロである投資運用会社が多数の投資家から集めたお金を一括管理し、株式、債券、不動産などに投資する商品のことを言います。投資家はその投資結果に応じて利益を得ることができます。また、価格変動にリスクがあるため、利益だけで無く損失を被る可能性もあります。
NASDAQ100とは?
NASDAQ100は、アメリカのテクノロジー中心の株式市場、NASDAQに上場している企業のうち、最も大きな時価総額を持つ100社を集めた株価指数です。アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの大手テクノロジー企業が多数含まれています。
NASDAQ100に投資するための投資信託の比較
それでは、NASDAQ100に投資するための投資信託を比較してみましょう。まず、リターンですが同じNASDAQ100指数の運用となりますので違いはありません。
では、差は何かというとコストになります。
投資信託はプロが運用しますが、信託報酬を含む管理費用が必ず発生します。そのため、コストの低い商品の方が長期的に見てリターンが大きくなる可能性が高いです。
2023年、ニッセイNASDAQ100インデックスが登場し、管理費用が大きく下がっています。今後他の商品もコスト合戦をする可能性がでており注目です。
管理費用(含む信託報酬) | |
<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックス | 0.2035% |
PayPay投信 NASDAQ100インデックス | 0.418% |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | 0.440% |
NZAM・ベータNASDAQ100インデックス | 0.440% |
インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式) | 0.484% |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.495% |
管理費用の安い商品に乗り換えた方が良いか?
既にNASDAQ100で運用をおこなっていて、管理費用が低い商品が登場した場合ですが、商品を売却して新しい商品に乗り換えると、売却益に対する課税(20%前後)が発生します。
なので、次からの購入分をコストのより安い商品にしておくことが望ましいでしょう。
また、既存の高コスト商品が資金流入を維持するためにファンドとしてもコストを減らして対抗してくる可能性も考えられます。
まとめ
今回はNASDAQ100の投資信託とコスト比較をおこないました。
投資にはリスクが伴いますので、自分自身で情報を収集し、リスクとリターンを理解した上で行いましょう。
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