三菱UFJ国際投信は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬を、2023年9月8日から業界最低水準となる
年0.05775%に引き下げると発表しました。この変更で、投資家はより低コストでの資産運用が可能になり、注目されています。
eMAXIS Slimシリーズの特徴
「eMAXIS Slim」シリーズは、低コストでの運用を特徴とするインデックス型投資信託のシリーズで、特に「オルカン」は世界株式の代表的な指数、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する形で運用されています。現在、この投資信託は1兆3729億円という膨大な残高を持ち、国内公募の追加型株式投資信託の中で3番目の規模を誇っています。その中心的存在であるため、このような大幅な信託報酬の引き下げは、投資家からの大きな関心を集めています。
eMAXIS Slimシリーズの信託報酬引き下げ
この度の発表では、三菱UFJ国際投信は「オルカン」だけでなく、他の「eMAXIS Slim」シリーズも信託報酬の引き下げを行うことを明らかにしました。具体的には「全世界株式(除く日本)」や「全世界株式(3地域均等型)」も年0.05775%に、さらに「新興国株式インデックス」は年0.15180%に引き下げられる予定です。
業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』 信託報酬率の引き下げを実施より引用
まとめ
業界最低水準の運用コストを掲げる「eMAXIS Slim」シリーズの動向は、資産運用における新たなスタンダードを示すものとして注目されています。このような投資環境の中で、どのインデックスファンドに投資すべきか、または複数のファンドを組み合わせるべきかという選択は、投資家の資産形成戦略に大きく影響を与える要素となるでしょう。今後の市場の動向や、他の投信商品との比較など、詳しい分析と情報提供が求められます。以下の関連記事も参考いただければ幸いです。
更にSP500やNASDAQ100のインデックスファンドも信託報酬引き下げ競争に発展する可能性があり、インデックス投資が大変アツくなっています。
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