アメリカの代表企業500社で構成されるS&P500、インデックス投資として投資されている方も多いと思います。
S&P500は幅広い企業・業種に分散投資されていることと、これまで長期上昇してきたというパフォーマンスから様々な投資商品のパフォーマンスの基準として評価されるぐらい世界中で評価されている指標になります。
ところで、S&P500は2022年の下落を乗り越え上昇しています。
本記事では、長期的な視点からインデックス投資の有効性や、インフレリスクへの対策について考察します。
長期投資のメリット
S&P500への長期投資は、時間をかけてリスクを分散し、複利効果を享受できる点が魅力です。
S&P500の過去のパフォーマンス
こちらはSP5002018年からのチャートです。
上げ下げを経て、コロナショックの大きな下げの何倍も上昇していることがわかります。
重要な点はコロナショック前の高値よりも、最近の安値の方がまだ高いことが挙げられます。
これがインデックス投資は時間を味方につけろとよく言われる一つの根拠になっています。
長期的には上昇トレンドを維持しています
実際は、インデックスやETFを長期保有していた場合は配当再投資により取得価格が下がるのでさらに有利になります。
ショックがくるかどうかはわからない
金融ショックは今後全くないかというと、そんなはずはありません。5年に1回程度大きな下げはやってきます。
重要なことは、暴落のあとは長期であれば必ず株価は回復するということです。
懸念はやはりインフレ
2023年時点で、アメリカの金利は5%を超えようとしておりさらに上昇するのか、利下げに転じるのか注目されています。
このあたりはリセッションとの絡みがあることからアメリカ、世界経済との関連が重要に思います。
また、地政学リスクは突発的な変化を生む可能性があります。
1966→1982年はアメリカ市場最悪のインフレとなり株価は20%下がりました
この時期は、金やコモディティは大きく上昇していたので、リセッションに備えて物をいろいろと買っておくことは重要になるかもしれません。一方、株は相対的に安くなっていたということですから配当株や増配株は狙い目になります。グロースでも良いですが、金利が落ち着かないとなかなか上昇しにくいですよね。
金は株と逆相関をもつことから組み合わせることでポートフォリオを守ることができると考えられています。
株が下落しても大丈夫なような準備
株が下落しても、時間最悪10-20年かかるかもしれませんが株価はこれまでの歴史では回復します。
金利の異常な上昇を迎え株価は大きく下げることは、これまでの歴史から予想されておりますので利確を試みるのも有効に思います。
いつかはわからないが、長期のどこかでは下げてくるので、現金はある程度用意しておかないと
対応ができません。株とは逆の動きをする金などの商品に投資するのもあるでしょう。
重要なことは、株価が下がったときに身動きできないような投資方法は危険だと思いますので、
下がっても株価の回復を待てるような状況にしておくのが良いのではないでしょうか?
リスク分散の重要性
異なる資産クラスに分散投資することで、全体のリスクを低減することができます。
まとめ
S&P500の上昇は魅力的ですが、長期的な視点を持つことが重要です。インフレリスクや金融ショックに備え、リスク分散を図ることで、安定した投資が可能です。
コメント