ロシアウクライナ情勢が落ち着かないなか、金価格が過去最高値を更新し、改めて有事の「金」が注目を集めています。本記事では、個人でも簡単に金投資ができるETF GLDを紹介します。
有事の際の金
金は昔から世界共通の価値が認められていること、現物取引ができるので戦争や不況時など世界が混乱した際に
金の人気が高まり、価格が上昇する。特に株価と逆の動きを示すことが知られています。そのため有事の金といわれて
資産を守るために購入する人が多いと思います。
金は現物投資可能だが、保管の問題などもあり
金投資は現物(金の延べ棒、金貨など)は手元にあれば無くならないので問題ないのですが、保管、盗難の問題が生じてきます。特に資産が大きくなってくると考慮しないといけない問題だと思います。
個人投資家にはETFの利用が簡単にできます。
金のETF GLD
SPDRゴールド・シェア(GLD)は金相場に連動することを目指した金ETFです。経費率は0.4%
個人で少額から金投資となるとETFが無難と思います。将来的に金の現物流通量が減少する可能性がある中、保管の問題が少ないETFの利用が注目されます。
GLD チャート
リーマンショックのあとの経済停滞期も大きく値段の上昇を認め、金融緩和下で株高となると値段が下がる傾向。今はインフレが問題となっており投機マネーの流入もあって過去最高値となっています。コモディティ全般上がっているので今後も上がるんではないかとも言われています。
GLDとSPY(S&P500 )とNASDAQ100の比較チャート
GLDの値段の安定が目立ちますね。資産が形成された方はその一部を金に組み入れておくと有事の際も資産を守ることができそうです。
金の買うタイミング
これは難しいですね。今から買ったら順張りですよね。過去の動きを見る限り大底からしばらく上昇(インフレ)する可能性は高そうです。本来は株高、金が安い時に 購入しておくとタイミング的には良いのかもしれません。今後も金、コモディティ価格の上昇はメディアで騒がれるようですから注目されると思われます。