私の長年の悩みは腱鞘炎でした。特に、外来勤務が続くとひどかったです。
原因は、マウスのクリックでした。実験を多くしているときはこれに、ピペット動作が加わりました。堅いピペット嫌いなんですよね。。
今日紹介するのはトラックボール型のマウスです。手首を固定するのでだいぶ腱鞘炎が改善しました。
腱鞘炎と肩こり対策としてオススメなトラックボールについて紹介します。
トラックボールマウスはこういう見た目のマウスです。見たことありますか?
>> ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール 無線 M575S
こういうボールを指でコロコロ転がして動かします。ボールは取り外しができて洗ったり、交換できます。操作に慣れると戻れなくなります。
ひどい腱鞘炎となっていた理由
私の場合は以下のような理由で腱鞘炎がひどかったです。デスク作業やPC作業の方もあてはまるかと思います。
外来はマウス動作とクリックが多い
糖尿病・内分泌・代謝内科の外来は他の科の外来の患者さんよりも数が多いのが常ですが、インスリン関連やSMBG(自己血糖測定器)関連の処方など種類がちょっと多いんですよね。オーダリングシステムによりますが、患者さんのカルテを開いて、データを確認して、処方、次回の予約をテキパキします。
つまるところクリック、クリック、マウス操作、クリック。私の手首はあまり強くないようで
外来日が続くと腱鞘炎。常に右手首に湿布を貼っている状態になってしまいました。
実験をやっているときはピペット動作もままならない
ピペット持ったことがない人は伝わりにくいのですが、ピペットには堅いのとかちょうどいいのとかいろいろあります。また、慣れるまで変な力が入っていて腱鞘炎になってしまいます。ともかく大学院生時代は最悪の手首の状態でした。
データ整理も結局パソコンのマウス操作で手首が休まる時がない
湿布では間に合わず、マッサージにいったりしましたが一瞬しかよくなりません。解決には休むしかないことはわかっていましたが休めない。そこで、マウス操作でもなんとかならないかと思いトラックボールなるものを見つけました。
これ、親指でマウスを動かすんですが、手首を動かす必要がないのでみるみる手首の状態が改善しました。勤務先のマウスを全てトラックボールに変えて欲しいくらいですが職場のメインPCと家での作業用に2つを置いています。同じような悩みの方には一度、是非試していただきたいです。使用に少々慣れは必要ですが戻れなくなりますよ。
トラックボールが良い理由
通常マウス操作は手首を動かしますが、トラックボールは指先だけでOKなので手首の負担が大きく改善します。
手首を固定することができるので、腱鞘炎や肩こりが改善します。日常の姿勢なども関係していますが、試していない方は是非一度試してみていただけると思います。
ロジクールトラックボールM575S
無線タイプで単3電池1本で24ヶ月使用可能でコードが無くスッキリします。お値段も手頃で、初めての方はこちらをオススメします。
ハイモデル ロジクールトラックボールMX ERGO
上位モデルで20℃の傾きを設定することができるので手首のしっくりくる角度を選ぶことができます。その結果、親指を曲げる角度が減り、手首と親指の負担がより減るというものです。
トラックボールのメリット
腱鞘炎の改善にもオススメですが、トラックボール型マウスのメリットとして以下のようなものがあります
マウスを動かすスペースを必要としない
一度マウスを置いてしまえば、カーソルの移動などは全てトラックボールで行いますのでマウスをおけるスペースさえあれば良いので省スペースになります。
画面内の大きな移動も簡単、手や指の負担がすくない
従来のマウスだとカーソルの移動を行うとき、腕や手首を大きく動かす必要があります。大きめのディスプレイを使用する場合も、慣れてくるとトラックボール型マウスの方が操作がしやすくなります
長時間作業に強い
腕や肩、姿勢が同じ姿勢で済むので疲れにくいです。従来型のマウスより圧倒的に楽になります。
トラックボールの注意点とコツ
今回メインで紹介した親指型のトラックボール以外にも、人差し指、手のひら型などがあります。個々人で合うものが異なると思うのでいろいろ試す必要がありそうです。お値段からいってもM575Sあたりから試してみることをオススメします。
私の、親指型使用のコツですが
親指ばかり操作すると負担が大きくなるので、画面のスクロールなどは人差し指・中指のホイールで行う。
ホイールでの画面スクロールがちょうどよくなるか調整しておく。
マウスの移動速度はできるだけ速くなるように調整(この辺りはディスプレイ毎に調整した方が良いと思います。)