ブラックスワンについて

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ブラックスワン

投資や投機をはじめてブラックスワンの概念を知ってから考え方を少し変えるようになりました。

タレブ氏のブラック・スワンー不確実性とリスクの本質は是非一読をオススメします。

目次

ブラックスワンって何?

ブラック・スワン理論 – めったに起こらないが、壊滅的被害をもたらす事象のこと。

Wikipediaより リンク

起こりえない、ありえないと思われていたころが急に生じた場合、予測できない、破滅的な結果となるという理論です。金融危機や自然災害でよく言われているようです。

もともとヨーロッパでは白鳥は白い鳥だけと思われていましたが、1697年にオーストラリアで黒い白鳥(ブラック・スワン)が発見されたんですね。あっさりと例外となり全ての白鳥は白い鳥であるということが誤りであることがわかりました。以来、ありえなくて起こりえないことを”ブラックスワン”と言うようになっています。

私は、金融系の勉強をするまでは聞いたことがありませんでした。

医学自体は例外の宝庫なので、そもそも治療に絶対的なものが無いことも多いです。考え方はなるほどなあーと思いましたね。つまり、大変な事態になるときは起こりえないことが起こるということです。

本当に大変な事態というのは、想定していないことで起こる

例えばですが、全く想定していない機器のありえない故障など。ブラックスワンの感じで説明すると、機器の点検中にバックアップとして使用する予定だった機器にたまたま0.01%で起こりうるエラーがおこり、たまたまその機器がないとその患者さんの治療や診断ができなくて。。。そんな感じです。本当に大変な事態になるときは、想定していないトラブルに関連したものがあって、それはそもそも想定していないのだから対処のしようが無いのです。

診断学で感じますけど、医師側で想定していない疾患はそもそも診断できません。だって、鑑別リストに入っていないのだから。この点はAIが圧倒的に勝るなと感じています。

ありえないことを想像しよう。。。でも、ありえないことは想像できない

まあ、そういう話になるのですが、もともと医学って例外が多いので絶対的なものって少ないんですよね。例えば処方した薬を飲まない可能性とかって若いキャリアのときは想像もしないでしょう。いろいろ経験を積むと、患者さんがいろんな理由で内服コンプライアンスが悪かったり飲まない可能性とかも考えるようになります。

リスク管理の方で毎回議論され再発予防がたてられます。それでも一定の確率でおこります。想定もしていない事態というのは、いつでも起こりえると考えています。

金融系では、破綻しないはずの金融商品が突然の大暴落。。。これは例が少なくないので。

何が言いたいかというと、統計とかでやる5%と1%でもいいんですけど、統計学的に有意というフレーズのやつですね。医学でもそうですが、少ない確率でも稀な事象は存在します。100万人に1人、1000万に1人、1億人に1人、極端な話世界で初めての症例ということもあります。

ブラックスワンは突然訪れる。なので、ブラックスワンが存在することを肯定しよう

私の結論はブラックスワンが突然訪れることを肯定することです。時には全てを疑うことも必要で、自分の見ているものも疑ってみる。そんな気持ちで過ごしています。

タレブ氏のブラック・スワンー不確実性とリスクの本質は是非一読をオススメします。




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この記事を書いた人

こんにちは、Dr. Harv です。専門医としてのキャリアを積む一方で、資産運用、副業、ポイ活にも取り組んでいます。
このブログ「dr-harv.com」では、日々の日常、投資の知見、趣味など幅広いトピックを扱っています。より良い未来につながることをコンセプトにしています。読者の皆様にとって何か役立つ情報を提供できれば幸甚です。

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