未曾有の金融緩和がおわり、FRBによる金利引き締めの話題を目にしない日はありません。今は金利の引き締めすぎによる景気後退、リセッションが議論されるようになっています。
本記事では、アメリカ株の下落具合やリセッションにおける指標について整理し、2024年にリセッションが来る可能性について情報整理をおこなっています
アメリカ株の下げ具合
S&P500のPERでみると、2022年の年初来からの下げでそれなりに下落は織り込んでいるという見方もできますし、まだ下げ余地があるというところも見えます。すでにバブルという値段では無くなっていて、まあまあという株価となっています。
PER(株価の下落程度) | |
---|---|
2000年 ITバブル崩壊 | 14.2 |
2018年 米中貿易摩擦 | 14.0 |
2020年 コロナショック | 13.4 |
2022年 6月 | 16前後 |
2008年 リーマンショック | 9.3 |
2012年 欧州債務危機 | 10.7 |
一方で、過去の経済ショックと比較するとまだまだ下げ余地十分。リセッションがおこると今より20%株価は下落するという予測もでています
リセッションでは指標はどうなるか?
リセッション(景気後退)は不景気ということになりますので、失業率が上がってきます。
アメリカの雇用統計などの発表は非常に注目されることになります。
先日のCPIでのインフレ率も非常に高く、かなり悲観的な話もでるようになっています
インフレの具合と経済の成長具合、景気動向ということなので全く予想しづらいですが
今のところ過去最大などの記録は塗り替えてきているので、リセッションに備えることは重要そうです
インフレ率は1970年代以降で最も進んでいます。このインフレ率の上昇が景気後退に導くという話です。
2024年にリセッション?
これは、QT後過去の経済動向から2024年ぐらいのタイミングでリセッションになるといわれているようです。一方で2024年は米国大統領選挙に近い年なので、全体としては強い年になるかもしれません。むしろ、途中で利下げを行う金融緩和の可能性も言われています。
2024年までにリセッションが起こるという見方が多いように思います
つまるところはよくわかりませんし、経済動向や様々な要因で動いていきますので、準備は必要そうです。過去のバリュエーションより安くなってくれば、長期的に見れば買っていくということで良いと考えています。
特に、いつ利下げがおこるのかを予想するのは非常に困難です。どちらにせよチャート自体は一本調子の下げではなくてリバウンドを伴う下げもしくは、波乱を伴う上げということで往復ビンタに注意しなくてはなりません。
積み立て投資のような手法がやはり優位性を持つ可能性が高そうです。
米国の企業債務は爆弾になるか
過去の例では企業債務がGDP45%程度に達した場合、米国では例外なく大型のバブルが崩壊しています。コロナバブルで58%へと高まったものの未曾有の緩和で現在正常化にむかっていますが、当然のごとく金利上昇は企業債務にとってマイナスになります。というかリスクですね。時期的にも引き続き暴落のリスクは高いと言えそうです。
バフェット太郎氏の2024年リセッション説の解説
バフェット太郎氏の動画は非常にわかりやすいです。これだと押し目かなあと思いますね。
なんとかショックは、もっと突然によくわからんことでおきるような気もしますが、用心はしておきたいところです。
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