せっかく医師国家試験を突破して医師になって意気揚々と研修医になったけど、なんか違う。。
あなたが研修医として苦労しているなら、それはとても普通のことです。やめてしまいたいという気持ちがでてくることもあるかもしれない。
ちなみに、後期研修医になっても同様な悩みはつきまとう。そして、だいたい後期研修医か大学院生の時に辛さがピークになる
研修医としての生活は時につらく、心身ともに挑戦的なものになる。
まず、最も重要なことは家族や周囲の人に相談することだ。
自分の健康と幸福を考え、次に取るべき最善のステップを見つけよう。
とりあえず初期研修医だけは適当に終わらせておくことをオススメする。その後の選択肢が広がるからだ。
コロナ以降、若い先生と思っていることが違うように思うので指導医世代はこんなことを思っているぐらいにみてもらえれば幸いです。
研修医の時期は、乗り越えることを目指す
初期研修医だけは、これ。
言い方を変えると余程のことがなければ2年間たてば研修医を終えることができる。
なぜかというと大人の事情もあって、研修を終えることが出来ない研修医→研修プログラムの問題 となってしまうから。
その後は楽な科や病院にいってもいいし、転職やなんでも選択肢はある。
そのための手段だと思えば良い。
もちろん、これまで通り評価を気にする人は良い研修医として頑張れば良い。
でも、専門科も異なり働き方も様々、そんな多様な医師の働き方で何を重きとするかは人によって異なるだろう。
研修医の時期にありがちなトラブル
研修がつらい。そのつらい理由はだいたい評価が得られない、人間関係が面倒くさい、仕事がキツイといったあたりに落ち着く。
自分はもっとできるはずだとか、医者として一人前扱いされないのが嫌だとか、指導医と合わないとか理由をいいだすと基本無限にある。同期と適当に過ごすのがオススメではあるが、施設によってはそうもいかないところもあるだろう。
覚えておいて欲しいのは、研修センターなどでは非常にセンシティブに扱われる話題だし、よくあることなので迷ったらすぐ相談をオススメする。
ちなみに、指導医側もある程度ドロップアウトすることは想定済みであるので、話が割とスムーズになると思う。
なので研修を終えることは思っているよりも大変ではない。
基本、主体的な解決策を求めると思うが指導医を利用する(他者の力を利用する)という視点は今後の医師人生において重要だろう。
具体的な選択肢
研修医はじっと耐えるのも悪い選択肢では無いが、そもそも研修プログラム継続が難しいというのであれば研修プログラムでの問題となるのでプログラム責任者と相談しましょう。
疲れたと感じたら、しっかり休む
医師はなんだかんだ激務で、休息が十分に取れないことがよくあります。しかし、心身の健康を維持するためには、十分な休息が必要です。自分の体調をしっかりとチェックし、必要なら休息を取ることを恐れないでください。疲れたと感じているときは、だいたいもうすでにかなり疲れています。
職場を変える
結構多いと思います。仕事環境や人間関係で疲れてしまっている場合は職場を変えて心機一転も有効です。
転科
研修医では科が決まっていないので、転科自体は後期研修医での問題となることが多いように思います。ともかく、いざ科を決めても思っていたのと違うということはあると思いますので転科も選択肢です。
具体的には、ちょっと研修がキツイ科は少し負担を減らしてもらうように相談するなどになりますね。
他にも開業や、医者をやめるなどありますがリスクも高くなってくるので一概にオススメは出来ません。
初期研修を終えるメリット
正直、楽ではありませんが初期研修を終えるメリットがあります
- 初期研修を2度とやる必要が無い
- バイト生活ができるようになって収入が上がり、ライフプランを描きやすくなる
初期研修はキツいです。当直も多いですし。でも、終えてしまえばもう研修医をやる必要はありません。
あとは一人前の医師として専門性を高めていくということでモチベーションも上がると思います。
次に、バイトなど 金銭的に余裕が出てきます。
研修医と研修を終えている医師には、実はかなりの差があります。
というわけで、とりあえず研修を終えることをオススメしております。
読書が悩みを救うこともある
環境が難しい場合はすぐ相談。あとは、考え方を少し変えてみるという方法も時に有効
夜と霧の著者であるフランクルが、経験に基づいて人生を肯定するという点を述べている。こういう考え方を知ることはきっかけになるかもしれない。私は救われるものがあった。
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