ブログしていると、下調べだったりスクレイピングでURLのCSVファイルを得る機会が増えます。
大量のURLを効率的にハイパーリンクに変換し、一括で開く方法を紹介します。
ハイパーリンクの作成方法
ハイパーリンクを作成する方法は大きく分けて2つあります。
- 文字列がはいっているセルをクリック
- HYPERLINK関数(一括でできるのでオススメ)
セルをクリックして作成
文字列が入っているセルをクリックするとハイパーリンクになります。
![セルをクリックして作成-1](https://www.dr-harv.com/wp-content/uploads/2023/02/ハイパーリンク-1.png)
ただ、リンクの数が増えてくると対応が面倒かつ難しくなります。
HYPERLINK関数を使う
HYPERLINK(URL文字列)
これでHYPERLINKになります。関数なので大量のURLも一括で処理できるのでオススメです。
![HYPERLINK関数を使う](https://www.dr-harv.com/wp-content/uploads/2023/02/ハイパーリンク-2.png)
リンクには通信プロトコルが必要
www.○○○.com のような文字列をハイパーリンクにしてもリンクになりません
![リンクには通信プロトコルが必要](https://www.dr-harv.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-24-124308-1024x466.png)
通信プロトコル(http://等)が必要です。
この場合は、
Hyperlink("https://"&B2)
ハイパーリンクを一括で開く方法
上記のようにハイパーリンク自体はクリックで開くことができるのですが、ハイパーリンクをまとめて開くのって意外と難しいんですよね。
右クリックでできそうですが、やってみると上手くいきません。
ここではVBAマクロを使った方法を紹介します
ハイパーリンクの一括解除について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
エクセルのVBA設定
マクロ禁止だと使えないので、使える場合のみの方法です
エクセルのオプション→リボンのユーザー設定→開発をチェックします。
![エクセルのVBA設定-1](https://www.dr-harv.com/wp-content/uploads/2023/02/VBA-1-266x1024.png)
![](https://www.dr-harv.com/wp-content/uploads/2023/02/VBA-2-1024x449.png)
エクセルにVisual Basicが表示されるようになります
![エクセルのVBA設定-2](https://www.dr-harv.com/wp-content/uploads/2023/02/VBA-3-1024x275.png)
VBAコードの設定
「Visual Basic」アイコンをクリックします。
「Insert」→「Module」をクリックして新しいモジュールを作成します。
以下のVBAコードを入力します。
Sub OpenHyperlinks()
Dim cell As Range
For Each cell In Selection
If cell.Hyperlinks.Count > 0 Then
cell.Hyperlinks(1).Follow
End If
Next cell
End Sub
![VBAコード](https://www.dr-harv.com/wp-content/uploads/2023/02/VBA-4.png)
次に、リンクを開きたいハイパーリンクの領域を選択して、[F5キー]を押してマクロを実行します
マクロが完了すると、選択したセル範囲にあるすべてのハイパーリンクが一括で開かれます。
VBAが使えない場合
上記のVBAですが、マクロが使えなかったり、エクセルの環境、アドインなどで上手く動作しないことがあります
そういうケースでは、複数のURLをまとめて開く方法を紹介していますので以下の記事も参考いただければ幸いです
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