レバナスを投資して得た教訓【知っておくべき基本的なこと】

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NASDAQ100-NISA

NASDAQ100に約2倍レバレッジをかけて投資することができるレバナスです。この数年投資してみて得た教訓をまとめてみたいと思います。

結論から言うと、レバナスはさまざまなコスト、減価の問題もあり長期保有には向かないなとあらためて思いました。また、相場付きで全く印象がかわる商品です。

教訓としては、レバナスに投資する場合は余剰資金での運用、短期のホールドなどがやはりよいなと思いました。

私個人としては非レバレッジ1倍のNASDAQ100と一緒にホールドすることでベースの投資はNADAQ100の1倍+レバナスで上乗せを期待するというようなものにシフトしています。以下、そう考えるに至った経緯などを書いています。

目次

レバナスのチャートをみてみましょう(QLD)

海外のETFですが、NASDAQ100に約2倍レバレッジをかけているレバナス≒QLDのチャートをみてみましょう。ここ数年の動きや出来高がわかります。

QLDチャート

2020年頃に買った人は大きく伸ばしており、2022年からは天井となり上昇分を吐き出し約半分になってしまっています。

2022年はかなり損切りがでたのではないかと思います。最近は出来高が増えていませんので、まだ底にはなっていないように思います。

レバナスのパフォーマンス

レバナスの年次パフォーマンスですが、なかなか激しく年によってホルダーの印象は全く異なると思います。

年度 成長率
2019年 +81.9%
2020年 +91%
2021年 +57.8%
2022年 -62%
2023年 +17.64%

2022年はかなり下げましたね。

レバナスの成績

私個人のレバナスの成績はこちらです。レバナスは80万前後投資していて-50%程度です。

後述しますが、非レバレッジNASDAQ100を積立てていて(100万程度投資)、そちらは若干プラスに。トータルでは含み損状態ですが、全てレバナスのみだったら傷はもっと大きくなっていた可能性が高いです。

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レバナスの投資は難しい結果に

2021年にレバナス投資をはじめて、天井前からだったので含み益の時期もありましたが、その後約半減となっています。

レバレッジの効いた下落、減価に加えてレバナスにはコスト問題があります。

レバナスのコストは注意

信託報酬に加えて、減価、為替ヘッジさらに金利コストがあります。詳しくこちらの記事も参考にして下さい。

詳しくこちら金利上昇がレバナスに与える影響

詳しくこちら投資信託の為替ヘッジありなしの違い|NASDAQ100,レバナス

レバナスの投資をしていて思ったこと

レバナスの投資をしていて思ったこととしては、ホルダーが多く見つかるのでなんとなく安心感があります。これは正直なところです。

ただし、2022年の下落は強烈で多くのホルダーがSNS上で見えなくなってしまいました。

私としては、まだまだなんとかショックまではいっていないだろうという気持ちもあり今後の大暴落がきたらホルダーは皆いなくなるのではないかと危惧しています。

投資をしていて、ブルなので上昇時に買えばよいのですがなかなか買うタイミングを探すのが難しかったです。

どうしても下落の怖さもあり非レバレッジのNASDAQ100の方が適切なタイミングで買いをいれることができたように思います。また、ナンピン戦略自体がレバナスは相性が悪く、これも非レバレッジNASDAQ100の優位性と思っています。

レバナスのナンピンはあたればいいのですが、下落時にさらなる損失をまねくこととコストが高いため長期ホールドが不利になってしまいますのでなかなか分が悪いという話になります。

投資方針を変えた結果

レバナス投資をはじめて、株価が下落しはじめたときにレバナスの回復は相当時間がかかることと、

為替が大きく変化してくることに気づきました。調べるとレバナスはドル円の為替ヘッジを行っていることがわかりました。一方で、非レバレッジの投資信託は為替ヘッジを行っていないので円資産としては増えるという結果になっていました。

全体の考え方としては、下落耐性を強めるため

・レバレッジ比率を下げて株価の下落に備える

・為替ヘッジなしをまぜて為替コストも下げる

2倍から少し落として1.5倍程度にしようと考え、非レバレッジのNASDAQ100投資信託の投資も行うようにしました。

その結果、プラス運用となりレバナスの損失を軽減する結果となったわけです。

詳しくこちらの記事にまとめています。

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まとめ

これからレバナスに投資したいと考えている方は、この数年の私の成績やレバナスのコストなども参考にしていただければ幸いです。

私の教訓も、前から言われているとても当たり前のことですが、当たり前のことにあらためて気づいたと言うことです。

決して、初心者にお勧めできる投資商品ではありません。組み合わせて使用などが無難に思います。

人にオススメするのは非レバレッジのNASDAQ100投資信託です。そちらでも十分なパフォーマンスが得られると思います。

レバナスが輝くのはブル相場ですので、チャンスを待つ必要がありそうです。

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この記事を書いた人

こんにちは、Dr. Harv です。専門医としてのキャリアを積む一方で、資産運用、副業、ポイ活にも取り組んでいます。
このブログ「dr-harv.com」では、日々の日常、投資の知見、趣味など幅広いトピックを扱っています。より良い未来につながることをコンセプトにしています。読者の皆様にとって何か役立つ情報を提供できれば幸甚です。

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