睡眠不足はメンタルの不調や、体調不良に繋がります。特に睡眠時間は6時間を切ると有意に悪くなるといわれており、睡眠時間自体も重要と考えられています。今回の記事では、私自身研修医の頃どうだったか、世の中の研修医の先生の睡眠時間がどうなっているかまとめました。
研修医の頃の睡眠時間
今振り返りますと、働き方改革などの話は無い時代で小児科の先生が過労死したことなどが報道されていたのを記憶しています。
研修医の頃の睡眠時間は、診療科毎に異なり、外科系は緊急手術が無ければ時間で帰れるので回診で区切れる感じでした。
ローテートする科というよりは、定期的に救急外来業務があるので、なかなか睡眠時間が確保できなかったことを記憶しています。
特に、救急業務で3時間程度、ひどいとそれ以下の睡眠時間となることもあり翌日業務が非常に厳しかったことをよく覚えています。
睡眠時間が確保されたのは、ときおりある救急業務免除(ローテート科によりました)。この頃は、ゆっくり時間をとることができました。
休める時に休んでおかないと、睡眠時間すらままなりません。
平均すると6時間を切るぐらいだったと思います。うーん。やはりキツいですね。
それでも、当直明けの昼寝をおこなうなど対策はとっていました。
研修医の睡眠時間のデータ
研修病院毎で睡眠時間は異なると思いますが、研修医の睡眠時間についてはいくつかの調査がみつかります。
研修医の平均睡眠時間は65%が5時間以下
淀川キリスト教病院では、
研修医の先生方の平均的な出勤時間・帰宅時間・睡眠時間を知りたい
7:45から早朝抗議があるのでそちらに合わせて出勤します。帰宅時間・睡眠時間は個人差があると思いますが、夕方はERカンファレンス後に帰るので19時くらい、睡眠は7時間くらいです。
Q&A時間に関して
研修医ではありませんが、以前医師の当直中の睡眠時間について調べたことがあります。
働き方改革が意識され、研修医の睡眠時間については、改善傾向はあるようですが、まだまだ平均的な睡眠時間よりは短いと考えられると思います。
多くの施設では依然として睡眠不足が深刻な問題と考えられます。
まとめ
睡眠は私たちの体と脳にとって、非常に重要です。睡眠不足は、判断力や集中力の低下、疲労、イライラ、そして最も危険なのは医療過誤を引き起こす可能性があることです。特に、研修医のような高い精神的・肉体的ストレスがかかる職種では、十分な休息が必要です。
医師の働き方改革で職場環境が改善することを期待しています。
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